日常の些細な事をひねくれた視線で見るブログ

恋愛や結婚、ささいな出来事などアラフォー女性の日々感じたことを書いてます。

突然の再会にご用心

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こんにちは。

さて今回も恋愛ネタを離れ、最近の出来事を。

半月ほど前、その昔(5年前位?)子どもの習い事でお付き合いのあったママと偶然再会した。近所で会ったら挨拶するくらいの薄い間柄だったのだが、今回の再会では妙にグイグイくる。ものすごく前のめりで猛烈アタックされ、そのままランチをすることに。

尋ねられるがまま一通り自分の近況など話した後、礼儀として私からも彼女の近況を尋ねてみた。曰くずっと専業主婦だったが最近働き出したとのこと。

どんな仕事?と儀礼上聞いてみると、「私の仕事なんて恥ずかしくて~」と答えない。ま、そこまで興味もないので、特に突っ込んで聞かずにおいた。

メアドを聞かれたので教えると、その日のうちにメールが届き「またランチかお茶でも?」という事だった。なんでこんなに?って位の前のめり感。ナゼ??

何度かお誘いを受け、本当に忙しいので何度かお断りした後、たまたま都合が良い日があったのでお茶することに。

相変わらずの前のめりフレンドリー感。なんでこんなに私を好いてくれるのか?そんなに好かれた経験が無い(一人が大好き、群れるの嫌い)ので、困惑しかない。

コーヒーを飲み干すくらいのタイミングで彼女が「こんなのあるんだけど、良かったら今度来ない?」とチラシをバッグから出してきた。

それは某保険屋によるランチ会のチラシだった。片隅には「〇〇保険 保険アドバイザー 〇〇〇子」と彼女の名前が入ったスタンプが押してある。

あーこれか・・・。そのチラシにふと既視感を覚えた。過去にも同じ展開があったのだ。ただし、別のママが相手で。

ちょっと小ぎれいなホテルのランチビュッフェが無料で食べられると聞いて、ホイホイ誘いに乗って行くと、そこにはママだけでなく彼女の働く会社の上司という、こざっぱりした男性がおり、ランチの間中ずっと保険の外交員への勧誘と保険商品の案内をされるという地獄の時間だった。

二人でいかに保険の仕事が素晴らしいか、また、自社商品が優れているかを夫婦漫才のごとく息の合った様子で語り続ける。それを聞きながら食べるホテル特性カレーはクソの味しかしなかった。

またかよ・・・。

私は職業に貴賤はないと思っているし、保険の外交が悪い仕事だとも、保険が嫌いなわけではない(好きじゃないけど)。

本意を隠して近づいてくるその根性が嫌いなのだ。本当に自信があって、優れていると思うなら最初から素直に言えばよろしい。それで相手が乗ってくるなら付き合いを続ければ良い。隠さないと行けないと思うような事ならやるな、こっちを巻き込むな!と思うのである。

これはネットワークビジネスも同じで、やられると物凄く不快な気持ちになる。無水調理の鍋とかいらないし。

以前、用事があって10年近くご無沙汰な人に連絡を取った所、開口一番相手から「壺なら買わないよ」と言われ、驚いた覚えがある。彼曰く「昔の知り合いの突然の連絡はロクなことがない」のだそう。壺なんて持ってないよ・・・。

私も学ばない人間だ。突然親し気にして来る人には何か下心があるものだ。私はそんな魅力のある人間では無いのだから。

魅力のある人間ではなく、どうでも良い間柄のどうでも良い人間だからこそ近づいてくるのが、ネットワークビジネスと保険の勧誘なのだろう(保険会社からのクレーム必至?)

50歳近くなって、専業主婦から保険のおばちゃんに転身した彼女の事を思うと、大変だろうな…と思う。他に仕事無かったのか?と傲慢ながら同情すら覚える。

変に期待させても何なので「保険は入らない」とやんわり宣言するとともに、ナゼこの仕事を選んだのか聞いてみたところ「正社員になれるから」だそうだ。

本人が良いならいいけど。

生きていくのは大変だ・・・としみじみ感じた最近である。